マーケットの魔術師

投資本

『マーケットの魔術師 - 米トップトレーダーが語る成功の秘訣』ジャック・D.・シュワッガー

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本の内容

マイケル・マーカス

ほぼ10年で彼のファンドを2500倍にするという信じられない成績を残した。

 

ファンダメンタル、テクニカル、場味、この三つがそろったとき、初めて最高のトレードが可能になる。

頂点を極めるようなトレーダーになるには神に与えられた才能が必要だと思う。

だけど稼げて有能なトレーダーになるのだったら努力だと思うよ。

 

一つのトレード・アイデアに対しては常に資金の5%以下の金しか使わないこと。

常にストップを使うこと。

 

自分のスタイルでトレードをすること。

トレーダーは孤独なものだから、自分で勉強しろ。

 

成功するには勇気が必要。

挑戦する勇気、失敗に対する勇気、成功することへの勇気、そしてうまくいかないときでもやり続けようとする勇気。

 

ブルース・コフナー

為替市場における世界屈指のトレーダー。

10年間を振り返ると、年率87%という驚異的な成績。

 

自分の感情や自分の想像を超えるような事が起こった時は、そのことに関連しているすべてのポジションを手仕舞うようになったんだ。

 

「定期的に間違いを繰り返すように心掛けなさい」。

間違うことは悪いことではない。

自分のベストの判断を下す、間違える、またベストの判断を下す、また間違える。

そして三回目のベストの判断を下す、そのあとに自分のお金が倍になるということだと思う。

 

テクニカル分析は温度計のようなものなんだ。

チャートに全然注意を払おうとしないようなファンダメンタル信奉者は、患者の体温を計ろうとしない医者と同じ。

ストップポイントをテクニカル的に見たレジスタンスやサポートを超えたところにいつも置くようにしている。

 

まず第一に、リスク・マネジメントをしっかりすること。

第二には、トレードする枚数を抑えることが重要だ。

1回のトレードにつきリスクを1%から2%くらいに抑えるべき。

 

リチャード・デニス

伝説的なコモディティ・トレーダー

 

損を取り返そうとか、損を取り返すためにサイズを二倍にしようというようなことはやらないということを学んだ。

損を出したら、次のトレードをする前にある程度時間を空けなくてはいけないんだ。

 

要するに一貫性と規律なんだ。

私はトレードについての観察や思いついたことを書き留めるようにしていたんだ。

私は自分のやったことにすべてについて考えてみた。

トレードの経験は非常に過酷であり、その日が過ぎるとそのことを考えるのは避けたい気持ちが出てくる。

 

我々がトレードする際には、相場がトレンドを持っていることが重要だ。

損が続いている時は、取引を縮小する。

もし本当にダメだったら、あきらめて手仕舞う。

 

結果にとらわれることはまったく非生産的だ。

トレードの判断はできるだけ感情を排除すべきだ。

ものごとがうまくいっても精神的に舞い上がらないようにしている。

 

小さくトレードしなさい。

なぜなら、初めのうちはそれ以上悪くなりえないほど出来が悪いからだ。

 

自分のミスから勉強しなさい。

自分の資金の日々の増減に振り回されてはいけない。

自分が正しいことをやっているかどうかに焦点を当てなさい。

 

ポール・チューダー・ジョーンズ

5年連続3ケタリターンを達成。安定したパフォーマンス

 

もし自分に不利なポジションを抱えてしまったら、素早く手仕舞うようにしているし、有利な方に動いたら、持ち続けるようにしている。

 

守っているトレード・ルール。ナンピンをしないこと、トレードがうまくいかないときは枚数を減らすこと、うまくいっているときは枚数を増やすこと、コントロールできないような局面では決してトレードしないこと。

 

トレードにおいて最も重要なルールは巧みな攻撃ではなく防御だ。

 

ゲーリー・ビールフェルド

Tボンド先物市場

 

一つの分野においてエキスパートになる。

 

規律と忍耐を習得するのに最も良い方法は、トレードする前にトレードについてじっくり考えることだと思う。

いろいろなケースを想定して、トレード戦略を立てておく必要がある。

 

絶好のトレーディング・チャンスを待つ忍耐力を保つように心掛けている。

もしトレードがしっくりいかなかったら、手仕舞って小さな損を出すんだ。

 

エド・スィコータ

僕のスタイルは、いくつかの特別なパターン認識とマネーマネジメントのルールを備えた、基本的にはトレンドフォローのシステムだ。

自分のやりやすい方法でやっていくことがトレードを長く続けていくことに必要なことだし、それが成功の秘訣の一つである。

 

買いに入るとしたらそのポイントを今の相場より上に置く。

相場の方向性がそこにくれば、はっきり強いと認識できるところにポイントを置く。

底や天井をとらえようとは思わない。

 

良いトレードの要素とは、一に損切り、二に損切り、そして、三に損切りだ。

 

トレード・ルール。

損切りは早く、利食いはじっくり、ポジションは小さく、躊躇なくルールに従う、ルールを変えるべき時を知る。

 

ラリー・ハイト

リワードは事前に勘定に入れることはできないが、リスクは計量化できるというのは真実なんだ。

 

一番のルールは、総資産の1%以上のリスクをとるな。

二番目に実践していることは、トレンドを追いかけることとその手法を堅く守ることだ。

三番目に実践していることは、リスクを減らすために分散させることだ。

四番目の方法は、ボラティリティに注意を払うことだ。

 

マイケル・スタインハルト

とても競争の激しい仕事だと認識すること。

株を買ったり売ったりするときには、人生の大半を賭けて努力している連中と競争していると認識すること。

 

ウィリアム・オニール

私が最初に学んだのは、最高のパフォーマンスを上げるには、株をそれぞれの安値近辺で買うのではなく、幅広い銘柄を直近の高値を付けたところで買う方が良いということだ。

 

個別銘柄の空売りは相場全体が天井を打ったというサインを確認してから考えるべきだ。

 

株価が新高値圏に突入するときには、少なくとも直前数か月の一日平均出来高を50%は上回るはずだ。

重要なポイントで出来高が増えるというのは、株価が動意づいていることを示す貴重なヒントになる。

 

デビット・ライアン

大相場の前にその株はどのように見えたかを頭に焼き付けるために、過去のモデルを研究した。

 

株を買ったら、いつもその理由を書いておく。

こうすれば値上がり銘柄の条件を胸に刻みつけることができる。

もっと大事なのは、自分の間違いから学ぶことができるということかな。

日誌をつけることが成功の秘訣です。

 

5年間の利益成長と前年の水準と比較した直近2四半期の利益の前年同期比に注目する。

レラティブストレングスのトレンドにも注目している。

 

銘柄の保有期間は、大きく値上がりした銘柄で約6カ月から1年。

それほどでもないものは3か月、値下がりしたやつは2週間というところかな。

 

マーティ・シュワルツ

私は9年もの間ファンダメンタルでやっていたが、罫線屋として金持ちになったのだ。

 

大損の後は、いつも小さくやって、とにかく勝ちを重ねようとする。

儲けの金額は問題ではない。

ただリズムと自信を取り戻すためだ。

 

ポジションンを取る前にはチャートと移動平均線をチェックする。

価格は移動平均線の上にあるか下にあるか。

 

強烈に稼いだ後は、むしろ小さなポジションで軽く流すようにしている。

 

底値買いほど高くつくギャンブルはない。

 

ポジションを取る前に常にどれだけやられてもよいか決めておくことだ。

 

いつでも損切りは早い。

それが成功のカギだと思う。

うまくいっていないポジションを持っているときのプレッシャーは、異常な緊張を強いる。

 

ジェームズ・B・ロジャーズ・ジュニア

私は道ばたにカネが落ちているまで待っている。

私はただそこへ行って、拾い上げるだけだ。それまで何もしない。

 

相場が安いときは、割安をねらって一部の人が買いに来る。

相場が上がり始めると、ファンダメンタル的に良いとか言ってさらに多くの人が買いに来る。

次の段階になると、上がるから買うということになる。

 

評価損などというものはないんだよ。

評価損イコール実現損だ。

 

注意深く選択する。

良いトレードが現れるまで待つ。

確率の高いトレードが準備されるまで、カネを寝かせておける忍耐力を持つこと。

 

マーク・ワインスタイン

運が悪いというだけで、大失敗することはまずない。

失敗には必ず理由がある。

 

問題は常に単独でうまくいくテクニカル分析なんてありはしないということだよ。

それぞれの指標がどのようなときに機能するのかを理解しておくべきだね。

 

  • いつも宿題をやること
  • 傲慢にならないこと
  • おのれの限界を心得ること
  • 独自性をもつこと
  • 機が熟すまでトレードはしない
  • 市場の状況が変化したときに対応できる柔軟性が必要
  • 一度儲けても満足しきってはいけない

 

ブライアン・ゲルバー

トレーダーは己を知ることが、感情を抑える上で必要となるのだ。

それがないと、大儲けの後など、気分が凧のように舞い上がってしまうのだ。

トレーダーが損を恐れ始めたら、それで終わりだ。

 

トム・ボールドウィン

相場のパターンは何度も起こります。

あるいは市場参加者も同じことを何度も繰り返します。

それを利用しさえすればいいのです。

 

我々の仕事は決してカネに対するこだわりがあってはいけません。

カネのためにトレードすることはできません。

 

平均的なトレーダーは、トレードしすぎます。

トレードすべき時を十分に選ばないのです。

 

トニー・サリバ

原則を守り、勉強を続けろ。

この二つを実践すれば、ここでカネが稼げる。

 

良いトレードをするための要素。

明瞭な思考、集中力、厳しい規律。

中でも規律が一番だ。市場を尊敬すること。

なんでも鵜呑みにしないこと。

家へ帰ってからも勉強すること。毎日反省すること。

 

バン・K・タープ

重要な因子

  • 円熟した人生観
  • 積極的な態度
  • お金を儲けようとする熱意
  • 矛盾のないこと
  • 結果について責任を持つこと
  • リスクコントロールの能力
  • 忍耐力
  • 直観
  • 相場のテクニカルな面についてのしっかりした知識
  • 偏見にとらわれず論理的に決断する力
  • 独立した考え方のできる能力

 

トップトレーダーの信念

お金がすべてではない

相場で損をしても、あまり気にしない

トレードはゲームである

成功するには心理的リハーサルが不可欠である

トレードを行う前から勝っている

トレードの事をゲームだと考え、失敗したのはゲームのルールの反していたからだと考えれば、ルールに従うことが非常に簡単になるのです

結局小さな評価損を実現できないことが、大きな損につながるのです

 

面白かったポイント

この一冊で多くの投資家の失敗と教訓を学べるので、こんなにお得な本はありません。

魔術師の言葉から残らずアイデアを得ようとのめり込んで一気に読んでしまいました。

 

最後の「22年後にも確信していること」という章は、著者のトレーディングに対する考え方をまとめているのですが、内容が非常に素晴らしいです。

トレーダーにとっては胸に刻むべき教訓ばかりなので、何度も読み返したいと思います。

 

「良いトレーダーになりたいと思うなら、毎日相場について勉強をしなければならない。

時間が十分にないなら、そのための時間を作らなければならない。

毎日の訓練を怠ることによるコストは、損失はもちろん収益機会の点からも、非常に大きなものとなるだろう」

より一層勉強する決意をさせてくれるいい言葉です。

 

満足感を五段階評価

☆☆☆☆☆

 

 

目次

第1章 先物と通貨
先物市場の神秘
インターバンク通貨市場とは ほか
第2章 株式トレーダー
マイケル・スタインハルト―特異な洞察力
ウイリアム・オニール―芸術的な銘柄選択 ほか
第3章 好対照のふたり
ジェームス・B.ロジャース,Jr.―割安を買ってヒステリーを売る
マーク・ワインスタイン―高勝率のトレーダー
第4章 フロアからの視点
ブライアン・ゲルバー―トレーダーになったブローカー
トム・ボールドウィン―恐れを知らぬピット・トレーダー ほか
第5章 トレードの心理学
Dr.ヴァン・K.シャープ―トレードの心理学
トレード―私自身の経験

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